なんびとに出くわそうとも、ただちにまず自問せよ。「この人間は善悪に関していかなる信念を持っているか」と。人間の行動を大きく左右するのが、その人の信念や価値観のようなものなのでしょう。
もしその人が、快楽、苦痛、およびその双方をつくり出すものについて、また名誉と不名誉、死と生について、これこれの信念を持っているならば、彼がこれこれのことをしても、私にとってなんら驚くべきことにも不思議なことにも思われないであろう。そして私は、彼がかく行動せざるをえないのだということを記憶するであろう。
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