読書日記

  幸せであるための努力

 『幸福論』(アラン)より、
 だれでもみんな、商売のため、職業のためだったら、大いに努力をする。ところが、ふつう自分の家に帰って幸せであるためには何もしないものだ。
 人は生きていくためにいろんな努力をしていると思います。
 仕事は特に、時間や手間をかけて努力しているでしょう。
 また、受験勉強を一所懸命に努力した経験がある人はけっこういると思います。

 では、「自分の幸せ」のための努力はどのくらいしているでしょうか。
 仕事も勉強も自分の幸せにつながるのでしょうが、自分の幸せに結びついていない人も多いと思います。
 さらに、幸せに直結する努力をしている人は少ないと思います。

 「自分の幸せ」のための努力には、将来の幸せにつながる努力と、現在の幸せにつながる努力があると思います。
 幸せの目標をもって努力するのは将来の幸せにつながるものです。
 そればかりではなく、目標達成への過程を愉しむことは、現在の幸せにつながります。

 今の生活を楽しみ、その中で幸せを感じられるようになるための努力は現在の幸せにつながるものです(幸せであるための努力とも言えるでしょう)。
 また、幸せを感じる能力を向上させることは、将来の幸せにもつながります。

 幸せになりたいと思うのなら、そのための努力をしたほうがいいでしょう。
 仕事の10分の1でも、本気になって努力を続ければ、けっこう幸せになれるのではないでしょうか。



   

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