読書日記

  辛抱強く求める

 『幸福論』(アラン)より、
 望んでいるものは何でも、人を待っている山のようなもので、とり逃がすこともない。しかし、よじ登らねばならない。
 われわれの社会は、求めようとしない者には何ひとつ与えない。辛抱強く、途中で放棄しないで求めようとしない者には、とぼくは言いたい。
 幸せはたくさんあります。現実として、自分には得られない幸せもあります。でも、それらを除いても、自分が得られる可能性のある幸せはたくさんあるのです。
 ただし、その多くは自分が求めて行動・努力しなければ得ることはできません。何もしないで得られる幸せは少ないでしょう。

 価値あるものを得るためには、それ相応の努力が必要です。
 求めて努力しても容易には得られないこともあるでしょう。そこであきらめてしまっては、もう得ることはできません。
 そこで辛抱強く努力を続ければ、得られる可能性はあるのです。「継続は力なり」です。いい努力を続ければ、それだけ得られる可能性は高くなるはずです。
 その結果、望むものを得られれば、それだけ大きな幸せを得られるでしょう。安易に得られたものよりも、苦労があった分だけ幸せを感じられるということもあります。

 本当に幸せになりたいのなら、幸せの目標をもって努力したほうがいいでしょう。
 一方、自分が行動さえすれば得られる(小さな)幸せもたくさんあります。
 いずれにしても、自分が望む幸せを求めて、実際に自ら行動・努力することが大事なのではないでしょうか。



   

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