読書日記

　　前に逃げる

　ＰＨＰ１０月号の特集は『くよくよしない人・毎日を楽しめる人』。
　松田美由紀さん（女優）は、
　私の場合は「前に逃げる」。後ろ向きになると、また前に進むためには同じ道をたどって進まなくちゃいけなくて、それは結局遠回りだから、それよりも、次のことを探して前に行ったほうがいいっていう考え方が、根本にあるんです。
　でもそれは前向きということではなくて、本当に逃げてるんですよ（笑）。嫌なことから逃げて、前に行くだけなんです。
　嫌なことやつらいことなどから逃げる、という選択もあるということなのでしょう。
　たとえば、今の自分にはどうしようもないことだったり、このままでは心身への悪影響が大きくなったり、すごく不幸になってしまうようなら、「逃げる」ほうがいいのかもしれません。

　それも、後ろに逃げるよりも前に逃げることができるといいのでしょう。
　たとえば、その問題には目をつぶって少しでも先に進めることをやる、何かに集中することで嫌なことを忘れる、休息や気分転換を積極的にやって後の活力を養う、新たなことを始めるために今やっていることをやめる・・・。

　本当につらい時には「自分を助けよう」と考えられるようになるといいでしょう。
　そして、時と場合によっては「逃げてもいい」と考えればいいのです。たとえば、すごくイヤな人から逃げる。

　不幸にならないように逃げる。できれば、幸せになれることに逃げることができるといいのではないでしょうか。



　　　

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