読書日記

  一歩心をひらく

 PHP9月号の特集は『さあ、心をひらこう』。
 渡邊奈都子さん(心理カウンセラー)は、
 固く閉ざした心には、誰も何も届けられません。心をひらくということは、すべての枠を取り払うというものではなく、今よりも少しだけ肩の力を抜いて、自分の心のスキマを覗いてもらえるようにその人の方に身体を向けたり、もう一歩距離を近づけるということなのかもしれません。
 完全に戸締りしていては、誰も入りようがないし、自分も外界とシャットアウトされてしまいます。
 そこで、雨戸を開ければ、外の光が入ってきます。窓から外の景色が見えます。
 さらに、窓を開ければ、外の空気が入ってきます。音も聞こえてきます。何かの香りがするかもしれません。
 全部を開け放たなくてもいいのです。一つの雨戸を開け、窓を少し開けるだけでもいいのです。

 人前で身構えずに、少し力を抜いてラクにできればいいのです。
 相手のほうを向いているだけでも(微笑むことができるとなおいい)、話すきっかけをつかみやすいでしょう。まずはあいさつだけでもいいのです。
 相手の方へ自分から歩み寄れるといいでしょう。人が集まっていたら、歩み寄ってあいさつをして仲間に入れるといいでしょう。
 このような一歩距離を近づける行動ができるようになると、とてもいいのでしょう。

 とはいえ、最初は無理をせずに心のスキマをつくって自然体で接するように心がければいいのでしょう。
 そこからさらに一歩心をひらくことで、少しずつ人づきあいの距離を近づけていけるようになれるといいのではないでしょうか。



   

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