読書日記

　　心に「スキマ」を作る

　ＰＨＰ９月号の特集は『さあ、心をひらこう』。
　渡邊奈都子さん（心理カウンセラー）は、
　私が程よく感じる「心をひらく」という状態は、心に「スキマ」を作っている人です。
　スキマが空いていると、余裕が生まれます。
　スキマが空いていると、風通しがよくなります。
　スキマが空いていると、ものが引っかかることができます。
　心に余裕があれば、人を受け入れることができるでしょう。
　相手がどのような人であってもその存在を受け入れ、相手の人格や性格を受け入れられる。
　相手の長所も欠点も受け入れ、相手がしたいい行為も悪い行為も受け入れられる。
　相手の考え方や価値観を受け入れ、相手と自分の違いを受け入れられる。

　心にスキマを作ってひらいている人は、人の話をよく聴くことができるでしょう。自分のことでいっぱいの人はそれがなかなかできません。
　人の考えややり方など、今までの自分にはない新たなものを自分に取り込むことできるでしょう。何かにとらわれている人はそれがなかなかできません。

　スキがない人よりも、多少スキがある人のほうがラクにつきあいやすいでしょう。
　たとえば、完璧そうな人よりも、欠点も見える人。まじめすぎる人よりも、多少いい加減なところのある人。

　心をひらくために、特別なことをする必要はないのかもしれません。
　心にスキマが空いている状態でいられれば、それだけでもいいのではないでしょうか。



　　　

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