読書日記

  夢を持ち続ける

 『死ぬときに後悔すること25』(大津秀一)より、
6 夢をかなえられなかったこと
 考えてみると、死ぬ前に後悔するのは、夢がかなわなかったこと、かなえられなかったこと、そのものよりも、むしろ夢をかなえるために全力を尽くせなかったことにあるのかもしれない。
 夢を持ち続けられなかったことに後悔するのだ。
 どうしてもかなえたい夢があったけど、かなえられなかった人の中には、死ぬ前に後悔する人がいるのでしょう。
 その夢をもったことを後悔するのではなく、全力を尽くせなかったこと、あきらめてしまったことを後悔するのでしょう。

 自分が心からかなえたかった夢をもって、夢中になって生きた人は、生き方に対する後悔はないような気がします。
 むしろそういう夢に出合えたことを幸せに思えるのではないかと思います。夢をもって生きる過程を楽しめた人は、なおさらでしょう。

 自分の夢がかなった人が(少なくとも一時的には)幸せなのは確かです。
 中でも幸せなのはいろんな失敗を経験した上で、夢をかなえた人ではないかと思います。
 また、一つの夢がかなっても、その後の生き方によっては不幸になってしまう人もけっこういるでしょう。

 一つの夢が(かなったにしても、挫折したとしても)終わったら、次の夢をもって生きることが大事なのではないかと思います。つまりは、夢を持ち続けるということです。
 もしくは、「幸せになる」そのために「自分を育てる」という夢をもつことです。それは、幸せになる能力を向上させていくことで、生涯少しずつ幸せに暮らせるようになっていく、という一生続く夢です。それは、いつでも「今がいちばん幸せ」と言える生き方でもあります。



   

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死ぬときに後悔すること25』大津秀一

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