読書日記

  学ぶ・実践・工夫

 『わたしの般若心経』(松原泰道)より、
 道を求めるためには、師や先輩の指導に従ってすなおに実践しますが、まちがいであることが体験によって明らかになると、すぐに改める、というのが彼(シッダッタ)の生き方です。言うなれば、実行して反省し、批判もし、改正していく真剣な取り組み方こそ、本当に人生を愛する態度でしょう。批判も反省もない実行は独善ですし、実行もしないで批判するのは、無責任のそしりをまぬがれません。
 一つのことを究めようとするのなら、まずは学ぶこと、次に実践すること、そして工夫して進歩すること、でしょうか。

 はじめから自分ひとりで考えて工夫するよりも、先人の知恵を借りたほうが効率がいいでしょう。
 その道に精通した人から教わるのがいちばん早いのかもしれません。
 書物からは古今東西の先人の知恵を学ぶことができるでしょう。

 人から教わったり学んだりしても、それを実践しなければ、身につけることはできません。
 人から教わる場合、はじめは素直に言うことを聞いて実践したほうがいいのでしょう。
 一度でも実践してみれば、その方法が自分に合っていそうか合わなそうかが実感できることもあるでしょう。「これは自分には合わない」とわかることも貴重な体験だと思います。

 実践してみれば、今の自分にできないことが実感でき、それを改善する工夫をすれば、進歩できるはずです。
 学ぶこと・実践するすること・工夫することを繰り返し、少しずつ進歩していけるといいのではないでしょうか。

 幸せはたくさんあり、幸せになる方法もたくさんある、というのが私の基本的な考えの一つです。
 それらの中から、自分の幸せを一つ一つ見つけ、自分に合った幸せになる方法を選び、自分なりに工夫しながら少しずつ身につけていけるといいでしょう。
 その際にも、学ぶこと・実践すること・工夫して進歩することが大事なのだと思います。



   

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