道を求めるためには、師や先輩の指導に従ってすなおに実践しますが、まちがいであることが体験によって明らかになると、すぐに改める、というのが彼(シッダッタ)の生き方です。言うなれば、実行して反省し、批判もし、改正していく真剣な取り組み方こそ、本当に人生を愛する態度でしょう。批判も反省もない実行は独善ですし、実行もしないで批判するのは、無責任のそしりをまぬがれません。一つのことを究めようとするのなら、まずは学ぶこと、次に実践すること、そして工夫して進歩すること、でしょうか。
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