読書日記

  記憶力を高めるには

 『脳はなにかと言い訳する』(池谷裕二)より、
 記憶力を高めるためには、神経の増殖能力を高めることが重要。
 もっとも効率的な方法は日々、勉学に励むことであろうが、それ以外にも、マンネリを避けて刺激ある日常生活を心がけることも効果的だという。
 適度のランニング、食べ物を良く噛むこと、社交の場に積極的に出ること、ストレスを避けること、幼児の場合だったら母親の愛情をふんだんに受けることなどが、海馬神経の増加に有利に働くとされる。
 大半の能力は、使い続ければ維持でき、使わなければ衰退し、工夫しながら使えば向上させることができるでしょう。
 記憶力も、勉強を続ければ維持でき、勉強しなければ衰え、覚え方の工夫をすれば向上させることも可能なのだと思います。
 幸せを感じる能力も同様です。幸せを感じる生活をしていれば維持でき、幸せを感じることがなければ低下し、幸せを感じる工夫(たとえば、想像力を働かせること)をすれば向上させることができると思います。

 また、脳にいい刺激を与えることが脳を活性化するのではないかと思います。
 身体を動かすことや心を動かすようなことは、いい刺激になるでしょう。
 また、何か(人や自然など)とふれあうこともいいでしょう。
 生活がマンネリ化して楽しめなくなったり幸せを感じられなくなったりするのは、脳(記憶力)によくないのでしょう。

 ストレスや不安などを長時間感じるのも、脳によくないのでしょう。
 脳の様々な能力を発揮するためには、ストレスにうまく対処したり、あまり不安を感じないようにすることも大事なのでしょう。
 というよりも、できるだけ不幸にならないことが、脳にも心にも大切なのだと思います。
 そして、生活の中でいろんな幸せを感じることが、脳にも心にもいいのではないでしょうか。



   

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