読書日記

  見た目よりも心が大切

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

得難い価値あるものは、人の(幸せになる)行いを妨げる。
 幸せの達人は、見た目よりも心を大切にする

  (『老子』第12章「難得之貨、令人行妨、是以聖人、為腹不為目」)

 得ることが難しいような価値あるもの(大きい事の結果・素晴らしい人・高価な物など)への強い欲に目がくらんで、悪い行いをして不幸になってしまう人がたくさんいます。
 得難いものを得るためには、それ相応の努力と、時には運が必要なのです。
 過った手段を用いると、その罰を受けて不幸になる、と考えたほうがいいでしょう。
 また、求めすぎは不幸の元です(達成可能な目標をもつ)。

 すごく高い価値のあるもの(事・人・物)を欲するのは、人からすごいと思われたい羨ましがられたいのような“人の目”を意識している場合が多いのではないでしょうか。
 そういう場合、たとえ得られたとしても、実感できる幸せはそれほど大きくないことが多いのです。
 それよりも、人から見たら大したことなくても、自分が心から望むものを得たほうがより幸せを感じられるのだと思います。

 自分に合った“自分の幸せ”を求めて努力すること、それが心の幸せ(幸福感)につながるだと思います。



   

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