読書日記

  しゃーないな

 PHP11月号の特集は『心晴れやかに生きる 気持ちの整え方』。
 赤井英和さん(俳優・タレント)は、
 人生には自分の努力ではどうしようもないことがあります。どうしようもないことは、悩もうと悩むまいと結果は同じです。
 それなら、いったん「しゃーないな」と割り切り、スパッと気持ちを切り替えてみるのも一つの手ではないでしょうか。
 自分にはどうしようもないことの一つは、過去の出来事です。
 過ぎたことを嘆いたり悔やんだりしていても、つらい時間が長引くだけです。
 「起こってしまったことは、しょうがない」と考えたほうがいいでしょう。

 自分にはどうしようもないことのもう一つは、他人のことです。
 「あの人(の考え/行動/性格)が××だから、腹が立つ」「あの人が○○してくれないから、イライラする」などと思ってしまうのは、心の中で相手が変わることを期待しているからです。相手を変えることはまずできないでしょう。「人は変わらない。しかたがない」と考えたほうがいいでしょう。

 どうしようもないことと考えたほうがいいかもしれないのは、自分(の欠点)です。
 すごく悩むような欠点を直すことは困難です。本気を時間をかけて改善していく覚悟がないのなら、「ここはしかたがない」「このままでもいい」と考えたほうがいいのではないでしょうか。

 他にもしかたがないことがいろいろあると思います。
 「考えてもしかたがないことを考えるのはよそう」と心がけ、「このことを考えるより、○○しよう」のように切り替えられるといいでしょう。
 ところが、「しかたがないですませない」人は、切り替えられずにいつまでもそのことを考えてイヤな気分になったり悩み苦しんだりしてしまいます。

 なぜ「しかたがない」ですませられないのかというと、それは「こういうこともある」と現実を受け入れることができないからだと思います。そのために、悪感情がおさまらずに、さらに不幸になる考え方をして悪感情をふくらませることにもなってしまいます。

 しかたがないことはできるだけ考えないようにし、どうしようもないことは慢性的な問題としてうまくつきあい悩みや問題があってもそれなりに幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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