読書日記

  縁が来れば

 PHP11月号の特集は『明日が輝くヒント きっと花咲く時がくる』。
 岡本一志さん(仏教講師)は、
 自分は頑張って努力しているのに、なかなか報われないと思うこともあるでしょう。一生懸命、タネをまいても花開かないのは、まだ、花が咲く縁が来ていないからだとお釈迦様は言われています。
 縁が来れば、春に一斉に花が開くように、これまでの種まきがパッと花咲かせます。焦る必要はないのです。
 頑張っていても、いっこうにその成果が現れないのは、つらいことでしょう。
 このままでいいのだろうか、本当にいつかうまくいくのだろうか、自分にできるのだろうかなどと、ふと疑ってしまい、不安になることもあるのではないでしょうか。

 そういう時には、「まだ“縁”が来ていないのだ」と考えられるといいのでしょう。
 “縁”は偶然の部分が多いのでしょうが、縁に恵まれるように努力できることもあると思います。
 たとえば、出会いを求めて行動する、一見小さな出会いを大切にする、・・・。

 もう一つは、「まだ自分の努力/実力が足りないのだ」と考えることではないかと思います。
 ということは、もう少し努力を続ければ、自分をもっと高めることができれば、うまくいく、と考えられます。

 『何も咲かない寒い日は、下へ下へと根をのばせ。
  やがて大きな花が咲く』(マラソンの高橋尚子さんの座右の銘)

 “縁”と同様に“運”もあると思います。
 いずれにしても、“運”や“縁”が巡ってくるのを信じて、努力していればいつかいい結果につながることを信じて、いい努力を続けながら待つことができるといいのではないでしょうか。
 そして、いい“縁”が来た時には、うまく縁を生かすことができるといいでしょう。



   

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