しあわせ日記
生活の満足度
「国民生活に関する世論調査」(内閣府)より、
現在の生活にどの程度満足しているか?
「満足」67.3%(「満足している」10.4%+「まあ満足している」56.9%)
「不満」32.0%(「やや不満だ」24.7%+「不満だ」7.3%)
・所得・収入の面、「満足」44.2%、「不満」54.3%
・資産・貯蓄の面、「満足」37.4%、「不満」60.0%
・耐久消費財の面、「満足」73.3%、「不満」25.1%
・食生活の面、「満足」86.4%、「不満」12.9%
・住生活の面、「満足」79.1%、「不満」20.3%
・自己啓発・能力向上の面、「満足」58.1%、「不満」35.6%
・レジャー・余暇生活の面、「満足」58.9%、「不満」38.5%
生活の満足度は、その人の幸福度に近いものだと思います(人生満足尺度というのもありますが)。
自分が満足していることに対して、「幸せだなぁ」「ありがたいなぁ」と思えれば、幸福感を感じることもできます。
食生活・住生活・耐久消費財の面で満足度が高いということは、物質的には満足しているということでしょう。
なのに、所得・収入・資産・貯蓄の面で満足度が低いのは、将来への不安があるからかもしれません。
収入に多少不満はあっても仕事をし、衣食住に満足したら、次は自由時間の使い方が大事なのでしょう。
自由時間にレジャー・余暇を楽しむことで「今の幸せ」を大切にするか、自己啓発・能力向上のために努力して「将来の幸せ」を大切にするかは、人によって分かれるところでしょう。
「満足」な人と「不満足」な人の差は、生活レベルの差よりも満足の基準の差のほうが大きいような気がします。実際の生活レベルはけっこう高くても「不満足」の人もいれば、生活レベルはちょっとぐらい低くても「満足」できる人もいるでしょう。
幸不幸は、その人がどのくらいで満足できるか、という幸せの評価基準によるところが大きいのではないでしょうか。
生活に満足していることがあるのなら、時には「幸せだなぁ」と思えるといいでしょう。
一方、生活に「満足」だからといって、幸せになる努力をやめてしまうのはどうかと思います。「今は幸せ。でももう少し幸せになれたらいいな。ではどうしたら?」という心の姿勢で、今の幸せと将来の幸せをともに追求して生きていけたらいいのではないでしょうか。