読書日記

  シンプルマインドとは

 『シンプルマインドのすすめ』(鷲田小彌太)より、
 シンプルマインド(simple mind)とは、文字どおり訳せば、「単純な心」で、普通使われているような、望ましい状態を指す意味ではない。
 私たちが使っている「シンプルマインド」とは、私の好きな哲学者エピクロスの言葉を借りていえば、「心に悩みがない状態」のことである。
 これを、肯定的に表現すれば、心が晴れた状態である。「清々した」ということで、いい感じだ。
 シンプルマインドとは、言葉のイメージ以上に望ましい心の状態を意味するようです。
 シンプルマインドの一つは、シンプルな思考であり、さらには悩みがない心の状態だそうです。
 シンプルマインドのもう一つは、シンプルな感情であり、さらにはいい感じがする状態だそうです。

 実際には、思考と感情は相互に関係します。
 悩む(ような問題を考える)と悩ましい気もち(悪感情)になります(思考→感情)。
 反対に、悪い気もち・気分の時には、ついその原因探し(の思考)をして悩み始めることになりがちです(感情→思考)。
 また、悪感情の時には悪い思考(不幸になる考え方)をしやすく、ますます悩ましくなる、というような悪循環になってしまうこともあります。

 幸せになりやすいシンプルマインドとして、いいことは素直に喜び、悪いことは軽く受け流すような物事の受けとめ方ができるといいのではないかと思います。

いいことは 好!好!  悪いことは ハオハオ

 生きていくなかでは、いいこともあれば悪いこともあります。それをシンプルに受けとめるだけで、悩まなければいいのだと思います。
 悩み(イヤな気もちになる考え)がなくなれば、それだけ清々した穏やかな心で過ごせるようになるでしょう。
 そのうちにいいことがあれば、いい気もちになれます。一度いい気もちになれば、ある程度の時間はいい気分で心が晴れた状態で過ごせるでしょう。
 そういう状態を生み出すのが幸せなシンプルマインドなのではないでしょうか。



   

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