読書日記

  シンプルな生き方

 『シンプルマインドのすすめ』(鷲田小彌太)より、
 現代に限らず、人はつねにシンプルな生き方を希求してきたといってもいい。
 シンプルな生き方には二方向がある。
 ひとつは、必要最低限なもので生きることだ。シンプルな物質的生活である。
 いまひとつは、必要のない悩みを持たずに生きることだ。シンプルな精神生活である。
 いつの時代にもシンプルな生き方を求める人はいるのでしょう。
 また、多くを求めて生きてきた人がやがてシンプルな生き方を求めるようになることはけっこう多いのではないかと思います。それは求める生き方より求めない生き方、たくさん持つ生き方より持たない生き方のほうが幸せに暮らしやすいからかもしれません。
 シンプルな生き方を望む人が求めているのは幸せな暮らしだと思います。

 シンプルな生き方の一つは、シンプルな物質的生活、それは“持たない暮らし”とも言えるでしょう。
 シンプルな生き方のもう一つは、シンプルな精神生活、それはできるだけ“悩まない不幸にならない)暮らし”とも言えるでしょう。

 もう一つのシンプルな生き方として、シンプルな活動生活を挙げたいと思います。要は、たくさんのことをやらない、やることを少なくする生き方です。
 やることが多いために、忙しくて生活を楽しむ余裕のない人は、やることを減らして余裕をもつことで、もっと生活を楽しんだり幸せを感じたりできるようになれたらいいのではないでしょうか。
 また、やることを減らすことでできた時間やエネルギーやお金などの余裕を自分が好きなもの・大切なものに使うことが幸せな暮らしにつながるのです。本当に自分の好きなものにとことん打ち込める生き方はとても幸せな生き方だと思います。

 この本では、シンプルな精神生活を実践するための“シンプルマインド”をすすめています。



   

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シンプルマインドのすすめ』鷲田小彌太

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