読書日記

  怒るのは私のせい

 『怒らないこと』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 感情というものは、外部から大きな影響を受けますが、それもこれもひっくるめて、やはり根本においては個人しだいです。
 「怒るのも、愛情をつくるのも、その個人の勝手である」ということを、まず理解してください。
 怒るのは誰のせいでもありません。「怒るのは私のせい」なのです。
 同じことがあっても、どのくらい怒るかは、その人しだいです。
 すごく怒る人もいれば、イライラする程度の人もいれば、まったく怒らない人もいるのでしょう。
 ということは、「怒るのは自分のせい」と考えられるのでしょう。

 でも、実際には「自分が怒っているのは△△のせい」と思ってしまうことが多いのではないでしょうか。
 出来事や状況や他人のせいにしてしまうと、どうしようもなく、怒りはなかなかおさまらないでしょう。
 起こってしまった出来事は変わりません。状況はそう簡単には変えられない場合が多いでしょう。他人は変わらないと思ったほうがいいでしょう。
 それよりも自分を変えることがあまり怒らないようになったほうがいいでしょう。
 たとえ一人の他人を変えることができたとしても、自分が変わらない限り、他の人に同じようなことをされれば、同じように怒ることになってしまうのです。

 「悪感情が湧くのにはそれなりの原因があるのでしょうが、悪感情が強くなったり、長引いたりするのは、自分がそういう考え方をしているから」つまり「自分の考え方のせい」と、私は考えます。
 そういう場合には、少しでも悪感情を小さくする考え方今の考えをストップする考え方心を切り替える考え方などの心を幸せ向きに変えられる考え方があるはずです。

 自分(の考え方)を変えることで、あまり怒らない自分になれるといいのではないでしょうか。
 そのためには、幸せになる考え方を身につけることをおすすめしたいと思います。



   

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