読書日記

  私は正しい、とは言えない

 『怒らないこと』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 人間というのは、いつでも「私は正しい。相手は間違っている」と思っています。それで怒るのです。「相手が正しい」と思ったら、怒ることはありません。

 「私は正しい、とは言えない。私は不完全だ。間違いだらけだ」ということが心に入ってしまうと、もうその人は二度と怒りません。
 人に対して怒るのは、「相手が間違っている」と思っているからなのでしょう。それは、「自分は正しい」と思っているということでもあります。
 人に怒ったりイライラしたりするのは相手が変わることを(無意識にでも)期待しているからでしょう。相手は「そのままでいい」と思うのなら、イライラすることはないはずです。

 自分は「相手が間違っている」と思っても、相手は「私は正しい」と思っているのです。
 相手が変わることを期待しないのなら、「人は人でどう思ってもいい。私は私、こう思えばいい。違っていていい」と考えられるといいのではないでしょうか。

 「私は正しい」といつでも思ってしまうのは、傲慢な心があるのでしょう。
 それでは、相手を頭から否定することにつながり、自分がイヤな思いをすることが多くなり、人間関係も悪くなりがちでしょう。

 「自分はまだまだ未熟だ」と自覚することで、謙虚な心で人を見たり人の話に耳を傾けたりできるようになれたらいいのではないでしょうか。
 人を尊重できるようになることは、自分のためだと思います。



   

次の日の日記

最新の日記

怒らないこと』アルボムッレ・スマナサーラ

ホームページ