読書日記

  人を変えようとしない

 『自分を変える良い習慣』(ジェリー・ミンチントン)の「7章 他人を直したがる悪い癖を直そう」の「自分を変えるとっても重要な考え方」より、
・自分と違っている人が間違っているわけではない。
・変わるということは、自分にとっても他人にとっても難しいことである。
・他人が何をしようと、誰にも危害をおよぼさないかぎり、ほうっておけばいい。
 人はみんなそれぞれに違います。自分と考え方ややり方などが違うことがあるのは当たり前です。
 「違っていていい」と考えられるといいでしょう。

 人を自分の思うように変えるのは難しいことです。
 自分を変えるのも難しいのですから、他人の場合にはなおさらです。
 反対の立場で、自分を人が思い通りに変えようとしたら、「大きなお節介」でしょう。「ふざけるな」と怒りたいくらいでしょう。
 「人は変わらないもの」と考え、人を変えようとしないほうがいいのでしょう。

 と言っても、明確な被害がある場合には、対応する手段をとったほうがいい場合もあるでしょう。
 でも、よほどのことがないかぎり、ほうっておいたほうがいいのではないでしょうか。
 ほうっておいても(相手に何もしなくても)、イライラしているようでは、自ら被害を受けているようなものです。
 人にイライラする原因は、(無意識にでも)相手が変わることを期待しているからです。(「そのままでいい」と思うのなら、イライラせずにすむはずです)

 気に入らない所がある人がいても、ふつうは「違っていい」「そのままでもいい(しかたがない)」と考え、イライラしないですむようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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