しあわせ日記

  主観的幸福感

 「幸福度に関する研究会」(内閣府)が発表した 「幸福度指標試案・その2」(pdf形式)より、
(1)主観的幸福感
 主観的幸福感、理想の幸福感の状況、将来の幸福感予想、人並み感、感情経験、世帯内幸福度格差。
 「主観的幸福感」は、どのくらい幸せかを本人の主観を基に採点するものです。
 日本では国民生活選好度調査にその項目があり、平成22年度調査では10段階評価で平均値は「6.5」。
 この数字は世界的には低いそうですが、それは日本人には楽観的な人が少ないから、もしくは宗教を信仰する人が少ないからではないかと思われます。
 また、主観的な評価基準は人それぞれであり、数値を単純に比較できるものではないと思います。

 「理想の幸福感の状況」が高ければ幸せになるのは難しく、低ければ幸せになりやすいでしょう。(ただし、「理想は理想として、現実や目標とは別」と考えるのなら、もう少し幸せになりやすいでしょう)
 これについては「若年層に対して試行調査を行った」そうです。
 まず理想の状態は「100%幸せだけを感じている状態」とするのでなく、「7〜8割が幸せ、2〜3割が不幸せを感じる状態」または「幸せと不幸せが半々ぐらい」を挙げる者が多くなっている。
 現実的な理想であり、これなら幸せになれる可能性は十分にあると思います。

 「将来の幸福感予想」は、自分の幸福度は今後(何年後、自分が亡くなる時の幸福度は現在よりも)上がると思うか、変わらないと思うか、下がると思うかということです。
 楽観的な人は「上がる」、悲観的な人は「下がる」と思う傾向があるとは思いますが。
 社会情勢の変化を予測して考える人と、自分(の人間性・幸せになる能力)の変化を期待して考える人がいるでしょう。「自分を育てる」努力を続ける前提で、自身の成長を見込めるため、より幸せになっていけると思えるといいのではないでしょうか。

 「人並み感」については、自分は人並み以上に幸せと思えない人は不幸になりがちです。
 でも、「比較は不幸になる考え方」です。人と比較しなければいい(ついしてしまっても、その考えに気づいてストップずればいい)のです。比べるのなら過去の自分とし、「1年前に比べたら少しは幸せに暮らせるようになれた」「あの(不幸な)頃の自分に比べたらずっと幸せ」などと思えれば、幸せになれるでしょう。

 「感情経験」は、過去に(生まれてから/1週間以内に/きのう1日に)どのくらい幸せを感じたか、生活の中でどのくらい幸せを感じられるか、というようなことだと思います。
 このホームページの「幸せアンケート」(1200名)では、「あなたは幸せですか?」に「はい」と答えた643名(54%)に「あなたは1日に何回くらい幸せを感じていますか?」と聞いたところ、「4回以上」11%、「2・3回」21%、「約1回」31%、「たまに」32%、「感じない」5%でした。
 「自分は幸せ」と思える人は、生活の中でもっと幸せを実感できるようになれるといいのではないでしょうか。



   

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