読書日記

  諦める

 『努力しない生き方』(桜井章一)より、
 恨みを抱かないためには、諦め上手になることだ。恨みの感情を抱くとたいてい自分を責めるか他人を責める。諦めが上手い人は自分を責めることもなく他人を責めることもない。

 諦めないことで恨みがましくなったり、ひねくれたり、卑しくなったりするなら、きれいさっぱりと諦めたほうがいいのである。
 人を恨んだり後悔したりするのが続くのは、過去にとらわれているのでしょう。
 人を責める(他罰)傾向がある人は人に怒りや怨みなどの悪感情を抱きやすく、自分を責める(自罰)傾向がある人は後悔や自己嫌悪などの悪感情を抱きやすいでしょう。
 過去にとらわれないためには「諦める」ことができるといいのでしょう。

 諦めるためには、まず「こういうこともある」と現実を受け入れることで、悪感情を少しでも小さくできるといいでしょう。
 その上で、「仕方がない」と諦めることができるといいのでしょう。
 それでも、つい思い出してしまうことはあるでしょう。そんな時には、過ぎたことでくよくよしないための幸せになる考え方を心がけられるといいでしょう。

 諦めることは、人のために相手を許すことではなく、自分(の心の幸せ)のためにしたほうがいいのです。
 また、恨んだり卑しくなったりするような「そんな自分になりたくない」ということでもいいのでしょう。
 「諦める」というよりも「明らめる」ことができるようになるといいのではないでしょうか。



   

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