読書日記

  今ある自分の姿を受け入れる

 PHP10月号の特集は『明日に一歩踏み出す気持ちの切り替え方』。
 篠沢秀夫さん(フランス文学者)は、
 昼でも夜でも、ふと気が付くと、今ある姿は、人工呼吸器付きだ。「どうしてこうなったの」と思いたくなる。堪える。その思いに浸ったら、身も心もズタズタになってしまう。

 今ある姿を楽しむ古代の心。古代の人は、世界中どこでも、平均値、正常値といった考えはなく、歩く範囲で暮らし、他人との比較は少ない。今ある自分の姿を受け入れ、今日を楽しむ。
 人生には何があるかわかりません。自分がすごく不幸な出来事に遭遇したり、とてもつらい境遇になったりするかもしれないのです。
 そんな時、ただ嘆いたり悲しんだりしていても、つらい時間が長くなるだけで、それだけ自分の心身を痛めつけることになってしまうのでしょう。
 そういう場合には、自分(の心身・命)を守るために「自分を助けよう」と考え、できる不幸になる考え方をしないように幸せになる考え方を心がけることができるといいでしょう。

 そのためには、まず現実を受け入れることからだと思います。
 具体的には、「こういうこともある」「しかたがない」などと自分に何度も言い聞かせることです。
 どんなにつらくても現実を受け入れた上で、今の環境の中で少しでもよりよく(幸せに)生きる努力を始められるといいのです。

 自分が今の環境の中でできる幸せになれることを考え・実践することです。
 今の生活を少しでも楽しめるように工夫と努力をすることです。
 今すぐにはどうしようもないことは慢性的な問題としてうまくつきあっていく覚悟をすることです。
 このような努力を始めることで、問題があっても(それなりに)幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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