読書日記

  コケたら笑え

 『がばいばあちゃん 幸せの教え』(島田洋七)より、
「人がコケたら遠慮せんと笑え。自分がコケたらもっと笑え。人はみんな滑稽なもんやから」

 自分がコケた時には痛くて痛くて、恥ずかしくって自分のことで精いっぱいですよね。でもね、他人から見たら、こんなに面白いことはない。だったら、自分で自分のことを笑ってしまえばいいんですよ。そうすれば、きっと周りももっと楽しんでくれるし、明るくなりますもん。
 辛い時こそ笑ってみる。自分のことを笑えることができれば、そこに余裕が生まれて、他人が失敗して時にも、きっと優しくなれます。
 自分がコケたりつまづいたりした時には、それなりに痛いでしょう。人に見られたら恥ずかしいでしょう。自分のミスや失敗に悩んでしまうこともあるでしょう。
 でも、人から見たらおかしく思えることもあるのでしょう。そんな時に自分が笑うことで、その場の雰囲気を明るくできるのは、ステキな人だと思います。

 自分で自分を笑うことで、心に余裕を生み、いいように考えることができ、その後のいい対応もしやすくなるのではないでしょうか。
 自分を笑い飛ばせるのは、人間として優れた能力なのだと思います。

 人がコケた時にも、まわりの人が笑ってくれたおかげで救われることもあると思います。
 心配したり、助けてくれたりする優しい人もいるでしょう。
 でも、事によっては、見過ごしてくれたり、そっとしておいてくれたりしたほうがありがたいこともあるでしょう。
 その時々に、相手を思いやって、優しい応対ができるといいのでしょう。

 「コケたら笑う」という選択もできるような人になれるといいのではないでしょうか。



   

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