読書日記

  自分を笑う

 『気持ちの整理 不思議なくらい前向きになる94のヒント』(斎藤茂太)より、

 自分で自分を笑える人間は、客観性を身につけている。自分を笑う目は、外から自分の姿を見ている目だからだ。自分の滑稽さがわかる人間は、自分を外側から見つめる能力があるのだ。

 自分がやってしまったおかしなことを、他人におもしろおかしく話せるようになれば、もう他人に笑われることなどこわくない。他人に笑われたら、自分もいっしょに笑ってしまえばいい。

 笑いは、あなたを余裕のある人間にしてくれるはずだ。
 自分の失敗や欠点を笑える人は、人間として大きい人だと思います。
 自分を笑うのは、自分を嘲ったりバカにしているわけではなく、自分を笑って許しているのだと思います。

 人の失敗や欠点も明るく笑って(許して)くれると、本人が救われる場合もあると思います。
 自分の失敗や欠点も、外から人ごとだと考えれば、笑うことができることが多いような気がしまう。
 自分を笑えないのは、真面目すぎるのではないでしょうか。
 というよりも、“自分を笑う”という発想がないのかもしれません。

 自分を笑うためには、自分を外から見る客観性と心の余裕がないと難しいでしょう。
 客観性も心の余裕も、自分が成長するためには、重要な課題だと思います。
 そのためにも、自分の失敗や欠点を笑えるようになれたらいいのではないでしょうか。
 私は、幸せになる考え方がうまくできない時などに、「まだまだ未熟だなぁ」と(心の中で)言い、自分を笑うことがあります。
 自分を笑うことでラクになれるのです。

 自分を笑った経験がない人も多いと思いますが、「自分を笑う」ということを身につけるように心がけてみてはいかがでしょうか。



   

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