読書日記

  明るい貧乏と暗い貧乏

 『がばいばあちゃん 幸せの教え』(島田洋七)より、
 小学校6年のとき、預けられて5年目ですよ。初めて私はばあちゃんに聞きました。「うちって、ひょっとしたら貧乏違う?」
 私の言葉を聞いたばあちゃんは縫い物の手を止め、心底びっくりした顔で「今ごろ気付いたんか!」と。次の瞬間は大声で笑っていました。そしてこんな言葉を残したんです。

「でも、心配せんでええ。貧乏も二通りある。それは明るい貧乏と暗い貧乏。うちは明るい貧乏やし。しかも最近貧乏になったわけじゃないし、先祖代々貧乏や。うちは由緒ある貧乏や。だから自信を持って生きていけ!」
 5年も気づかなかったということは、その間不幸ではなかったのでしょう。
 明るい貧乏は不幸ではないのでしょう。
 つまり、「貧乏=不幸」ではないということです。

 不幸そうな境遇というのはあるのでしょうが、その人が本当に不幸かどうかはその人の心が決めることです。
 きびしい環境の中でも、明るい気もち・幸せな気もちで過ごすことができれば、幸せにもなれるのだと思います。

 同じようなことは、他にもいろいろありそうです。
 たとえば、成績が悪い=不幸ではない、いい学校・いい会社に入れなかった=不幸ではない、出世しない=不幸ではない、恋人がいない=不幸ではない、結婚していない=不幸ではない、子供がいない=不幸ではない、夢や目標を達成していない=不幸ではない、お金持ちでない=不幸ではない、収入が少ない=不幸ではない、・・・。
 人ごとならわかるのに、自分のこととなると、何かの条件を不幸だと思い込んでしまうことがままあるのだと思います。

 自分の生活環境を改善する努力をすることで、幸せに暮らしやすくなることはあると思います。
 でも、環境は変わらなくてもどういう気もちで過ごすかによって、幸不幸は大きく変わります。たとえば、お金持ちでも不幸な人はたくさんいます。
 自分の生きる環境の中で幸せに暮らせるように努力することが大事なのではないでしょうか。



   

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