読書日記

  自分を承認してくれる足場

 プレジデント5月30号の特集『幸せになる練習』。
 山田昌弘さん(中央大学教授)は、
 人間はそもそも、究極的に何に幸福を感じる生き物なのか。それは他者からの「承認」なのです。
 要は、会社、家族、趣味のサークルやボランティア組織など、自分を承認してくれる足場をバランスよく持つことです。どんなにモノがあふれていても、人はひとりぼっちで幸せになることはできません。
 自分自身で選びとり、努力して維持していく「つながり」こそが、今後の新しい幸福の源泉になるでしょう。
 幸福の条件には、他者からの「承認」「賛意」が入るのかもしれません。
 人間は社会的な動物であり、ひとりでは生きていけません。ひとりでは「寂しい」と感じることもあるでしょう。
 また、人から認められたりほめられたりするのはうれしいことです。

 ただし、求めすぎは不幸の元です。
 人から認められることばかりを考えていると、楽しめなくなったりつらくなったりするでしょう。また、自分らしく生きることもできないでしょう。

 「人から認めてくれない」と悩むより、「認めてくれないのは当たり前」と考えるか、「認めてほしい」と頼んでみるか、「自分が自分を認めればいい」と考えるかできるといいのではないでしょうか。

 明確に認められなくても、自分の居場所となる場、役に立てる場、存在価値を発揮できる場、心の拠り所になる場などがあればいいのでしょう。
 そのためには、そういう場に参加し、関係を良くする努力をすることだと思います。
 それによって「つながり」を維持することが、自分の幸福につながるのでしょう。
 そういう意味でも、まわりの人を大切にすることは、自分にとって大切なことなのではないでしょうか。



   

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