読書日記

  時間密度

 『幸福の方程式』(山田昌弘+電通チームハピネス)より、
 幸福を解く5つの鍵・その1「時間密度」。
 「時間密度」とは、人生の時間の中で、充実した時間の割合の大きいことをいいますが、充実した時間には、2つの種類があります。
 ひとつは時間を忘れるほど夢中になっている時間です。
 もうひとつは、将来の夢としっかり結びついたことができている時間で、今はこれをすること以外に思いつくものがなく、他に迷うことがない状態です。

 人生の大部分の時間をこのような密度の高い時間で満たせる人は、まさに幸福な人でしょう。
 充実感は幸福感のひとつで、中でも質の高いものだと思います。
 人生の中の充実した時間を増やすことは、人生の質(QOL=クオリティ・オブ・ライフ)を高めることにもなるのでしょう。

 充実した時間のひとつの「夢中になっている」時間とは、「楽しい」と「集中している」が同居している感じでしょうか。
 ある意味、幸せな時間と言えるでしょう。そういう場合に、「楽しい」「幸せだなぁ」と思うことで、幸せの最中に幸せを感じられると、なおいいでしょう。

 充実した時間のもうひとつの「夢に邁進している」時間とは、自分の夢(将来の幸せ)に向かって前進していることであり、希望をもってイキイキと生活できる感じでしょうか。
 夢への過程を楽しんで生きられると、なおいいでしょう。

 今の幸せと将来の幸せのどちらをどのくらい優先するかは、人それぞれでいいのでしょう。
 ただし、将来(の幸せ)のために今(の幸せ)を犠牲にして、今をまったく楽しめないのはどうかと思います。

 自分の生活・人生の中に充実した時間を少しずつ増やしていけるといいのではないでしょうか。
 また、充実感を日々実感して生活できるようになれたら、なおいいでしょう。



   

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