読書日記

  後悔しない

 『仏教は心の科学』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 人間は、後悔さえやめれば幸福になるのです。後悔しないで、気楽に、明るく過ごせばいいのです。
 よりよい結果を目指して努力するなら、それで充分です。結果として不充分なことがあったとしても、それを後悔してはいけません。
 後悔する代わりに、自分のミスを「そうなんですよ」と正直に認められる明るい心を作ることです。それがとても明るい、ポジティブなエネルギーになるのです。
 自省することで何かを学ぶのはいいことです。
 でも、何の役にも立たない後悔をしてイヤな思いを繰り返すのは、自分のためによくありません。
 つい思い出してしまっても、「いつまでもこんなことを考えるのはやめよう」「こんなことを考えるよりも、○○しよう」などと切り替えられるといいでしょう。
 また、「今だけは」と今やることに集中することで、イヤなことを忘れられる(思い出さない)ことができるといいのではないでしょうか。

 自分のミスや欠点などのマイナスの部分を自分で認めることができれば、自分を責めてつらい思いをせずにすむでしょう。
 “自分を笑う”ことができればいいのかもしれません。

 「ベストを尽くそう」と思って努力したのなら、悪い結果も受け入れやすいでしょう。
 一つのミスや失敗で落ち込んで、いい努力ができなくなる、幸せに暮らせなるというようなことが、もっと大きな失敗なのではないでしょうか。



   

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