読書日記
一番大切なものは何なんだ
PHP11月号の「今を生きる―私の見方・考え方」は、加山雄三さん(俳優・歌手)。
ここ30年、私は朝と晩に必ず冷水を浴びます。真冬であろうが、その習慣を欠かすことはありません。
そして毎日冷たい水を身体に浴びながら、私は心の中心に向かって問い続けます。
「お前はいったい何がしたいんだ。お前の一番大切なものは何なんだ」と。
日々、自分自身に問いかけることで、生き方がぶれなくなってきます。
毎日、朝晩、冷水を身体に浴びていたら、身体が丈夫になることでしょう。
それとともに、心も強くなるのではないでしょうか。(逆に、心が強くなければ、できないことでもありますが)
同時に、「自分は何がしたいのか?」「自分にとって大切なものは何か?」と自問し、それを思い起こすことができれば、自分が目指す生き方ができるようになれるのかもしれません。
その前に、自分が本当にやりたいことや夢や目標や大切なものがわかっていなければできません。
また、わかってはいてもそれを忘れて生活していては、それを実現することはできません。忘れないための加山さんの工夫が、毎日・朝晩の自問なのだと思います。
あきらめずに心がけを続ければ、習慣は身につけられると思います。
一日の中で、習慣をつくりやすいのは、朝と夜だと思います。
また、一つの習慣に他のことを付け加えるのはいい方法だと思います。
自分なりに、身体にいい習慣や心にいい習慣を一つ一つ身につけていけたらいいのではないでしょうか。
たとえば、朝の幸せ習慣、努力の習慣、気分転換の習慣、充実感を感じる習慣、学ぶ習慣、幸せな気分で眠りにつく習慣、・・・。
まずは、自分が生きる上で大切にしたいもの(事・人・物)を思い起こす習慣を自分なりに工夫してつくれるといいのではないでしょうか。