ダ・ヴィンチは、自分の作品をさまざまな方法で客観的に評価しようとした。自分(のやっていること、考え方、生き方など)を客観的に見ることはなかなかできないものです。
「距離をおいて作品を見るのもよい方法だ。なぜなら、そうすると作品が小さく見える。そうなるとより多くのことが一目で把握できる。調和や均衡が欠けていないか、色合いはどうかといったことがよくわかるのだ」
「絵を描くときには、平らな鏡を使って、そこに自分の作品を映してみるとよい。すると、絵が左右逆に映し出される。そうすれば、誰か他の画家によって描かれているように見え、直に自分の絵を見ているときよりも、その欠点がよく見えるものだ」
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