何か考えてイヤな気もちになっているのに気づいたら、
このように自分に問いかけてみてください。
「これは一年たったら忘れてしまうことじゃないだろうか?」。
多くの場合、「忘れているだろう」と考えられるでしょう。
一年後には忘れてしまうようなことは、
“小さいこと”と考えていいのではないでしょうか。
また、「一年前、何に悩んでいただろうか?」と考えた場合、
思い出せるのは一つか二つではないかと思います。
「思い出せない」という人もけっこういるでしょう。
さらに、「十年前、何に悩んでいただろうか?」と考えた場合、
思い出せるのは限られた重大問題だけでしょう。
そういう問題の中でも、「なんであんなに悩んでいたのだろう」
「今となっては“小さいこと”」と思えることもあるでしょう。
そうは思えなくても、「いい思い出」や「いい経験」や
「懐かしい出来事」と思えることが多いのではないでしょうか。
ほとんどのことは、人生の中では“小さいこと”なのです。
そのことがわかれば、“くよくよ”“イライラ”しそうになった時に
「小さいことではないか?」と自問することで、
すぐに“小さいこと”と気づけることが多くなるでしょう。
“小さいこと”だとわかったのなら、「小さいことだ」
「まぁいいか」などと軽く受け流すことができればいいのです。
さらに、「こんなことのためにくよくよするのはもったいない」
「こんなことを考えるよりも、○○しよう」と考え、
他の(何かいい)ことを始めればいいのです。
一日の時間は限られています。誰の人生にも限りもあります。
“小さいこと”で“くよくよ”“イライラ”する時間を減らし、
その分の時間を自分が幸せになるために
使えるようになれたらいいのではないでしょうか。
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