読書日記

  幸福は感じるもの

 『生きるヒント「一日一話」』(櫻木健古)より、
 美は感じるもの、感性の対象である。しかし、幸福だって、同じことではないだろうか?

 美への感性の特別に鋭い人がいる。そういう人は、それの鈍い人よりは、しあわせであるにちがいない。人が感じないものを感じ、楽しめないものを楽しむことができるからである。

 幸福にしても、これへの感性の鋭い人ほど、しあわせであるはずなのだ。幸福のタネを人よりもたくさん、発見することができるからである。人が感じないしあわせを感じることができるからである。
 「幸福とは感じるもの」と言うことができるでしょう。
 逆に言えば、自分が幸福を感じられるものは、すべて自分の幸福なのです。
 そして、幸福を感じやすい人、幸福への感性が鋭い人は、それだけ幸福なのでしょう。

 「幸福はたくさんある」のです。
 幸福への感性が鋭い人は、より多くの幸福に気づけ、確かに幸福を感じることができるのです。
 そして、幸福感の価値は大きいと思います。

 「どんなに幸福そうに見えても、本人が幸福を感じていなければ、その人は幸福ではない」のです。
 「自分はしあわせ」と本当に思えるためには、幸福を感じて生活できるようになることが必要なのではないでしょうか。



   

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