読書日記

  ネガティブに考えるクセ

 『過去にくよくよこだわるな』(リチャード・カールソン)より、
 物事をネガティブに考えるクセがついていても、私たちには、人生に対する見方を変える能力がそなわっている。その重要な鍵となる三つのステップを説明しよう。
 まず第一のステップとして、「自分は悲観的に考えるクセがある」と認識すること。
 第二のステップは、「自分の考えは自分が作っている」と自分に言い聞かせること。
 第三のステップは、自分にやさしくすること。
 悲観的な考え方、否定的な考え方、虚無的な考え方など、不幸になる考え方がクセになっている人がけっこういると思います。
 本人は、それは性格だと思い込んでいたりして、自分のクセに気づいていない人も多いのでしょう。

 不幸な気もちになりやすいのは「性格ではなく考え方のクセ」。
 クセは心がけを続けることで変えられる。考え方を変えることはできる。
 人間には、考え方を変えることで、感じ方や見方や行動や習慣や生き方などを変える能力があるのです。

 ネガティブな(不幸になる)考え方のクセを変えるためには、まず第一に、「私にはこういう(不幸になる考え方の)クセがある」と自覚すること。そうすれば、クセが出たときに気づけるようになれます。
 第二に、「心に(怒りや不安などの)悪感情を生み出しているのは自分の考え」と考えること。ですから、イヤな気もちになったときに「不幸になる考え方をしているのではないか?」と自問し、その答えはいつも「Yes」なのです。
 第三に、自分を大切にすること。つらいときには自分を助けるために幸せになる考え方を心がける。人間には、一度思ったことを考え直すという素晴らしい能力があるのです。

 幸せになる考え方を身につけることが自分を強くし、自分を幸せにすることにつながるのだと思います。



   

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