読書日記

  過去への執着を手放す

 『過去にくよくよこだわるな』(リチャード・カールソン)より、
 過去の出来事の積み重ねが今の自分を作っているのは事実だが、前向きな生き方をするには、過去に執着しないことが大切だ。
 過去を手放すことは、過去を見直すよりも精神的に一段上のステップだ。
 あくまで「過去への執着を手放す」のであって、「過去を捨てる」のではない。
 自分の過去にこだわりすぎなければ、今の瞬間をフルに生きることが可能になる。
 過去の不幸にとらわれていると、前(将来の幸せ)に向かって進めないだけでなく、今を不幸な気もちで過ごすことになってしまいます。
 過去の不幸な出来事について考えて(イヤな気もちになって)いるのに気づいたら、「なんになる?」と自問してみれば、そのことに気づけるのではないでしょうか。

 過去の事実は変えることはできないし、捨てることもできません。
 「(このことは)どうしようもない」「これ以上考えてもしかたがない」などと考えを手放せるといいのでしょう。
 「こんなことを考えるより、○○しよう」と、他のことに心を切り替えることができたら、なおいいでしょう。

 どうしても手放せない場合には、過去を見直して不幸を幸せに変えることができるといいでしょう。
 過去の事実は変えられませんが、そのことに対する自分の考え方は変えられるのです。
 「不幸だ」ではなく「いい経験(だった)」と言えるようになれたらいいのではないでしょうか。

 過去の不幸を手放せば、もっと今を大切にできるのです。
 その分、今の生活を楽しめたり幸せを感じられたりできるようになれるのです。
 そして、「今は幸せ」と思えるようになれば、「過去のすべてのことがあったから今の幸せな自分がいる」と考えることもでき、不幸な過去を幸せ(の要因の一つ)と思えるようにもなるのではないでしょうか。



   

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