読書日記

  自分の落ち込みに気づいたら

 『過去にくよくよこだわるな』(リチャード・カールソン)より、
 自分の落ち込みに気づいたら、自分に対する思いやりを持って、適度な余裕を与えることがもっとも重要だ。
 客観的になれるまでは、重要な決断を下すのは先に延ばそう。

 先延ばしできないものであれば、今の自分の状態はネガティブになりやすいことを肝に銘じておくといい。
 自分自身のネガティブな態度が予想できれば、気分による影響を受けずにすむことが多い。
 悲しみや怒りなどの悪感情が強い時、憂うつやイライラなど悪い気分の時、落ち込んでいる時などには、注意が必要なのでしょう。
 否定的・悲観的な考え方をしやすかったり、悪いこと・後悔するようなことを考えてしまったり、人のことを悪く考えたり、自分のことを悪く考えたり、・・・(思考力の低下)。
 また、感情に流されたり、無理をしたり、悪い(とわかっている)ことを選択したり、投げやりになったり、・・・(判断力の低下)。

 自分の心の状態が悪い時には、言動を慎んだほうがよさそうです。
 特に、重大なことを焦って決断するのはよしたほうがいいのでしょう。「あとで考えよう」「(一度寝てから)明日考えよう」などと先延ばしできるといいのではないでしょうか。

 実際には、無意識のうちに悪い感情や気分に流されているのだと思います。
 まず、自分の感情や気分に気づけることが肝心でしょう。
 「私にはこういう時にこういう考え方をするクセがある」と自覚できると、気づきやすくなるはずです。

 『不機嫌というものは、結果でもあるが、それに劣らず原因でもある』 アラン

 感情や気分が思考に及ぼす影響を自覚し、悪い気分に流されないよう注意できるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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