読書日記

  他人の幸福を喜ぶ

 『きっと、うまくいくよ』(伊藤守)より、
 あなたが、幸福でいられるかどうかは、他人の幸福をどれだけ喜べるかで計ることができます。

 どんなに成功しても、どんなに物で満たされても、他人の幸福を喜べないときは、どこか不幸なんです。

 特に他人の幸福には関心がないというのは、自分に訪れる幸福を感じとれないときです。うらやんだり、嫉妬している方がまだましかもしれません。
 他人の幸福を見て、「あの人に比べて自分は……」「私は○○でないから不幸だ」などと思い、不幸な気もちになってしまう人は、なかなか幸福にはなれないでしょう。
 自分の目の前に幸福な人が現れるたびに、不幸になってしまいます。自分より幸福な面・時をもっている人はいっぱいいますから。

 他人の幸福を見て、不幸な気もちになるか、何も感じないか、幸福な気もちになれるか。
 他人の幸せを喜べ、自分も幸福な気もちになれる人は、とても幸福になりやすいでしょう。

 他人の幸福を見て不幸になる人も、幸福に関心があるという点では、考え方を変えて努力すれば、幸福になりやすい人ではないかと思います。
 幸福になりにくいのは、幸福に関心がない人なのかもしれません。

まず関心をもちましょう

 幸福になる方法はたくさんあります。
 でも、自分だけの幸福を追求していくと、どこかで疑問や虚しさや行き詰まりのようなものを感じることになってしまうのではないでしょうか。
 幸福になる方法を追究していくと、「人を幸福にする」ことに行きつくような気がします。

 人を幸福にすることで得られる幸福感は良質な感じがします。
 人を幸福にすることで得られる幸福は、「自分だけが幸福でいいのだろうか?」というやましさのない幸福でもあります。
 人を幸福にする愛は、深めることも広げることも、無限です。
 人を幸福にすることは、いつでも、何歳になっても、どんな環境で生活していても実践できる不変の幸福になる方法ではないかと思います。

 と言っても、「人を幸福にする」ということに違和感を感じる人も多いと思います。
 自分が幸福になるための「愛」のキーポイントは、人を幸福にすることを自分の幸福と感じられるかどうかです。
 そうなれるための方法としては、「人の幸福の中から自分の幸福を感じる練習」と「人の幸福を祈る」ことを提案しています。
 人を愛する幸福を感じられるようになれたらいいのではないでしょうか。

人の幸せをどう思いますか?



   

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きっと、うまくいくよ』伊藤守

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