読書日記

  内向的か外向的か

 『オプティミストはなぜ成功するか』(マーティン・セリグマン)より、
 悪いことが起こった時、私たちは自分を責める(内向的)か、または他の人や状況を責める(外向的)。

 失敗した時自分を責める人は結果的に自分を低く評価することになる。自分は価値も才能もなく、誰にも愛されない人間だと思う。

 外的な要因を責める人は悪いことが起こっても自尊心を失わない。一般的にこのような人々は、自分を責める人々よりも自分が好きである。

 低い自己評価はふつう悪いことが起きた時に内向的説明をすることによって起きる。
 悪いことが起こり、つらい時に、自分を責めるのは、自分で自分をいじめているようなものです。
 つらい時には、「自分を助けよう」と努力できるようになれたらいいのではないでしょうか。

 他の人や状況を責めるのもあまりいいことではないでしょう。
 まずは、「こういうこともある」と悪いことが起こったという現実を受け入れ、「今、つらいのはしかたがない」と自分の感情を受け入れ、「自分を責めたり、人や状況を責めたりしてしまうのも無理はない」と自分の不幸になる考えを受け入れる。このような受け入れる考え方を心がけることができるようになれるといいでしょう。

 受け入れることで心が落ちついたら、他人や状況のせいにするのはやめ責任を自分のなかに求めるようになれるといいでしょう。
 自分にも責任があると思えた場合には、自分の責任を受け入れた上で、自分の改良点を発見することができればいいのではないでしょうか。

 低い自己評価は自信を失わせ、自尊心を低下させます。
 「自分はダメだ」「自分は弱い」などと自分を悪く考えないように、自分に対する幸せになる考え方を心がけたほうがいいでしょう。
 自分のいいところを見つけ、自分の価値を信じることができると、なおいいのでしょう。

 内向的であっても自分を大切にできるようになることが、自尊心を育て、幸せになることにつながるのではないかと思います。



   

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