読書日記

  今を生きる知恵

 『「今」、この時をただ生きる』(ジェームズ・アレン)より、
 現実と呼べるのは、「今」だけです。過去と未来は、幻のようなものです。
 現実といえるすべてのできごとは、今、起きていることです。したがって、すべてのパワー、すべての可能性を活かす行動のチャンスが、「今」にあります。

 あなたの心の中で、いくら「やろう」と思っていても、「やりたい」と考えていても、「今」という現実の中で行動を起こし、成し遂げないことには、何もしていないのと同じです。

 過去にできなかったことを悔やんだりせず、計画をしっかりと心に置き、たった今、やるべきことをやるために動くことです。
 これが、「今を生きる」ための最良の知恵です。
 過去はもう戻ってきません。未来がどうなるかはわかりません。
 確かなのは「今」だけです。幸せを確かに感じられるのも今だけです。
 幸せに(暮らせるように)なりたいのなら、今を大切にできるようになることが必要でしょう。

 過去の悪い出来事について考えて、いつまでも悪い気分で過ごしてしまうのは、「今」を大切にしていません。「過去」のために「今」を犠牲にしてしまうのは、自分のためによくないでしょう。
 過去の出来事を自省し、何かを学び自分を育てることができればいいのですが、必要以上に過去にとらわれるのはやめたほうがいいでしょう。
 いくら考えても過去の事実を変えることはできません。

 将来のことを考えるのはいいことですが、必要以上に心配して不安な気もちで過ごしてしまうのは、「今」を大切にしていません。
 「今」を大切にすることが「将来」の幸せにもつながるのではないでしょうか。

 将来の幸せの目標をもって努力するのはいいことです。
 でも、「将来」のために「今」を完全に犠牲にしてしまうのはよくないでしょう。「今の自分の心」も大切にできるように心がけることが大事だと思います。
 「将来」のために頑張る時には一所懸命に集中してやる。休む時は休む。遊ぶ時は遊ぶ。うまく切り替えができるといいのでしょう。
 さらに、将来の幸せ(の目標)に向けての努力を少しでも楽しめたら、なおいいでしょう。

 また、「今を大切にする」ために大事なのが、できるだけ気分よく生活することと、少しでも今の生活を楽しむことだと思います。



   

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今この時をただ生きる』J・アレン

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