読書日記

  喜びとくやしさが原動力

 『上達の法則』(岡本浩一)より、
 人には、成功したときに喜ぶ気持ちと、失敗したときにくやしがる気持ちのふたつがある。

 初心者、中級者は、うまくいったときに喜ぶ気持ちが強く、それが成長の原動力となる。

 けれども、上級者は、失敗したときのくやしさが、うまくいったときの喜びをはるかに上回るのである。
 うまくいったときには、素直に喜ぶ気持ちが大切でしょう。
 「できて当たり前。できないと自分を責め、落ち込む」このような人は、イヤイヤやることになり、いずれはあきらめることになるのではないでしょうか。

 初級者・中級者の人は、少しでもうまくいったとき、少しでも進歩を感じられたときには、素直に喜んだほうがいいでしょう。
 上級者の人も、小さな成功・小さな進歩を喜べる素直な心を大切にしたほうがいいのではないでしょうか。

 失敗したときにくやしい思いをしたのなら、その気持ちを心のバネに頑張ることができるといいのでしょう。
 たとえば、やる気がでないときには、そのくやしかったことを想い出すことが力になるのではないでしょうか。

 ただし、失敗したときにすごく落ち込んだり、長い時間くやまないことも大事でしょう。
 そのためにも、「この(くやしい)気持ちをバネに頑張ろう」と考えられるいいでしょう。

 「完璧主義は不幸の元」です。
 100%からの減点法でなく加点法の考え方を心がけたほうがいいでしょう。

 「比較は不幸になる考え方」です。
 『大事なことは、進歩向上の比較を他人とするのではなく、過去の自分とすることです』(多湖輝)。

 また、進歩には波があると思います。
 一時的な低下にめげずに、長い目で考え、努力を続けていくことが大事だと思います。
 その原動力として、自分の喜びの気持ちとくやしさの気持ちをうまく利用できるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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