読書日記

  気分を変えてから考える

 PHP6月号の特集は『心が晴れる、気持ちの切り替え方』。
 浅野妙子さん(脚本家)は、
 幸いに、私の住まいは海の近くだ。気分が煮詰まった時には、歩いて海を見に行くことも出来る。
 寄せ返す波濤の眺めに、滞った心が解きほぐされてゆく。
 水の流れと同じように、人生の諸相は刻々と変わってゆく。どんな状況にも終わりはあるのだ。
 切り替えられないのは、その事をいつまでも考えているからでしょう。
 それは、悪い気分が残っているから、その原因をつい考えてしまうのだと思います。
 そんな時、「気分のせい。気分を変えよう」と考えられるといいでしょう。

 気分が悪いからと言って部屋に閉じこもっていても、悪い気分はなかなか晴れないでしょう。否定的な考えを続け、ますます気分を悪くしてしまいがちです。
 もし時間に余裕があるのなら、外に出かけるのはいい気分転換になるでしょう。
 新鮮な空気を吸い、身体を動かすだけでも、少しはいいでしょう。
 自然とふれあうことで心が癒されるのではないでしょうか。

 外に出て五感を働かせるようなことをしてみるといいでしょう。
 たとえば、海に行けば、波や水平線のほかにも、海岸にはいろんなものが見えるでしょう。
 また、潮の香り、波の音、潮風、砂や水の感触など、いろんな感じを味わうことがでしょう。
 散歩を楽しむ方法はほかにもいろいろあるでしょう。

 水辺に腰をおろして、ボーッとするのもいいのではないでしょうか。
 波の音や水の流れる音は、“1/fゆらぎ”の癒し効果があるそうです。
 心が落ちついてから考えてみれば、自分の問題に関して何かに気づけることもあるかもしれません。

 「水」から学べることもいろいろあると思います。
 水は時と同じように流れて行きます。時が流れるとともに状況は変わっていきます。たとえ今がつらくても、それがいつまで続くことはないでしょう。きっと平穏に過ごせる時が来るはずです。

 悪い気分のまま考え続けずに、気分を転換し、心を落ちつけて物事を考えられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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