しあわせ日記

11月28日(火) 自他肯定力

 『上機嫌の作法』(齋藤孝)より、
 自分と相手、自他ともに肯定できるかどうかが、上機嫌の技の基本にあります。
 「自他肯定力」は、上機嫌な空気を周囲に及ぼすことができる人の持っている力です。
 人間関係が原因で不機嫌になりやすい人は多いのではないでしょうか。
 誰かがすること(何かをしないこと)にイライラしたり、人に腹を立てたり、人に嫉妬したり、人にイヤなことを言われたり・されたりして悲しい思いをしたり、人と自分を比較して落ち込んだり、人の目を気にしすぎてしまったり、・・・。

 イヤなことをする人がいても「こんな人もいる」、欠点や問題点がある人がいても「こういう所もある」「イヤな所もあるけど、いい所もある」、自分とやり方や意見や考え方や価値観や習慣が違う人がいても「違っていていい」「この人にはこの人の□□がある」などと受容的・肯定的に考えられるようになれれば、不機嫌になることは少なくなるでしょう。

人はハオハオ と思えるようになろう

 自分のことが原因で不機嫌になりやすい人も多いでしょう。
 何かがうまくいかないのは「自分が××だから」と思う、自分をバカにしたり自分はダメだと思ってしまう、自分の将来を悲観的に考える、自分の不運をただ嘆く、・・・。

 「自分には××もあるけど、○○もある」「今は××だけど、いつかは○○」「そのままでいいよ」などと考え、「今の自分は(それなりに)いい」と思えるようになる。できれば、自分を好きになる
 「自分は大丈夫」と思えるようになる。
 自分の将来の幸せを信じ、希望をもって生きられるようになる。
 自分の過去の不幸をいい経験と思えるようになる。
 こんなふうに自分のことを受容的・肯定的に考えられるようになれれば、不機嫌になることは少なくなるでしょう。

自分は好好 と思えるようになろう

 人に対する考え方自分に対する考え方は、人の幸不幸に大きく影響すると思います。
 それを変えることは容易にはできないと思いますが、幸せになる考え方を心がける努力を続ければ、少しずつ変えていくことができると思います。
 そうすれば、人といっしょの時も、一人の時も、上機嫌で過ごせるようになれるのではないでしょうか。



   

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『上機嫌の作法』齋藤孝

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