しあわせ日記

11月29日(水) 訓練によって身につける

 『上機嫌の作法』(齋藤孝)より、
 上機嫌力は、訓練によって身につけるものです。
 運動と同じで、訓練を続けると、上機嫌の筋力がついて、こころの稼動範囲が広がり、上機嫌が生活に占める割合が増えるのです。

 持久走を続けているうちに走る距離が伸びていくように、上機嫌の飛距離が伸びるのです。
 上機嫌力は、一種の技能でしょう。
 技能は、本を読んだり人から話を聞いたりするだけでは身につきません。
 うまくできるように工夫しながら実践を繰り返して身につけていくものだと思います。

 はじめは、うまくできないでしょう。ぜんぜんできない時もあるでしょう。
 また、長く続けることはできないでしょう。疲れるでしょう。

 でも、努力と工夫を続ければ、少しずつうまくできるようになるでしょう。
 だんだんラクに続けられるようになるのではないでしょうか。

 幸せになる能力も同じだと思います。自分で実践しながら上達していくしかないのです。
 幸せになる能力の身につけ方を料理を例に書いたことがあります。
 幸せになる方法のレパートリーを一つ一つ増やしていき、少しずつ上達していけたらいいのです。

 はじめのうちはちょっと大変でも、“(幸せになるための)訓練”と思えば、頑張って続けられるのではないでしょうか。



   

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『上機嫌の作法』齋藤孝

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