しあわせ日記

10月8日(日) 自分をよくする

 『人生論』(武者小路実篤)より、
 自分をよくする余地があるかぎり自分をよくする。自分をよくすることはまちがいないことだ。

 よき本を読むことも必要、考えることも必要、実行してみることも必要。
 人間が生長するには、まず教われるだけ他人から教わり、自分でそれがまちがいであるかどうかを考え、しかる後に実行することだ。

 真に自分を少しずつでもよくしてゆくことができたら、自ずと愉快になり、また力が湧いてくるのは事実である。

 幸せになるためには、「自分を育てる」ことが肝心だと思います。
 人生にはいろんなことがあります。幸せなこともあれば、不幸なこともあります。
 自分が成長しない限り、出来事やまわりの人や環境の変化に幸不幸を大きく左右されてしまうでしょう。

 自分が幸せになれることを考え、実践できるようになり、不幸はできるだけ軽く済ませるようになることで、それなりに幸せに暮らせるようになれると思います。

 そのためには、自分で考えることが第一だと思いますが、本やホームページなどを読んだり、誰かから教わったりして、学ぶことも大事でしょう。
 その上で、自分でよく考えたほうがいいのではないでしょうか。
 そして、何よりも大事なのは、実行することです。実際に試してみて、自分に合いそうなら、工夫をしながら実践を続けていくことで身につけていけるといいでしょう。

 「自分を育てよう」と思うのなら、自分がイヤな気もちになった時はそのチャンスです。
 「不幸になる考え方をしているのではないか?」と考えてみれば、自分の不幸になる考え方のクセに気づけるかもしれません。それだけでも、大きな進歩だと思います。
 また、人生の中での不幸な出来事は、「不幸を幸せに変えよう」と心がけることで、「いい経験」とできれば、自分を大きく成長させることができるでしょう。
 また、幸せを感じられるようになるためには、自分のいい感じ・幸せな感じを大切にすることが大事でしょう。
 極端に言えば、「すべてのことはいい経験」です。

 自分の生活の中で、自分を育てていくことで、少しずつ幸せに暮らせるようになっていけたらいいのではないでしょうか。



   

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