しあわせ日記

10月4日(水) 快楽をもっと尊重する

 『人生論』(武者小路実篤)より、
 人間は快楽の奴隷になりやすい。しかしこの快楽というものが、人間に与えられたことはわれわれは感謝しなければならない。
 正当に快楽を味わうなら、それは自然の意志に叶っているので、自然は人間を快楽や、喜びで導いているので、人間が喜びや快楽を求めるのは当然である。
 健全な快楽はもっと尊重すべきものである。
 「動物は快感原則と苦痛原則に従って行動している」と言えると思います。
 つまり、「快感を感じられるような行動し、苦痛を避けるような行動をする」ということです。
 人間も動物ですから、その原則に従っているのでしょう。

 人間の場合には、さらに楽しい・うれしい・充実感・達成感・安らか・愛されている実感・感動など、様々な幸福感を感じられます。
 ですから、本来、「人間は幸福原則(+不幸原則)に従う」はずなのですが・・・。

 「快感」「楽しい」などは、「幸せではない」さらには「よくないこと」のように思っている人も多いような気がします。
 私は、「快感」も「楽しい」も幸福感の一種だと考えます。
 実際に、快感を感じた時や楽しい時に、「幸せだなぁ。(生きていてよかった)」などと思うことがあります。

 幸せには、大きな幸せもあれば、中ぐらいの幸せもあれば、小さな幸せもあります。
 いろんな幸せをたくさん感じて暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。(幸せな人生って?

「幸せはたくさんある」と思える人は 幸せになりやすい

 そのためには、小さな幸せを感じられるようになることが肝心だと思います。
 ちょっとでもいい感じ・心地好い感じがした時に、「いいなぁ/幸せだなぁ」と思えるようになるだけでも、たくさん幸せを感じられるようになれるでしょう。

 快楽におぼれてやるべきことがおろそかになったり、欲望に負けて悪いことをしてしまったりするのは問題ですが、それは「快楽を求めるはいいこと、快楽を求めすぎるのは・・・」で、悪いのは「すぎる」ことです。
 また、たくさんある快楽の中から何を選ぶかは自分しだいです。
 心に感じるいろんな「いい感じ」をきっかけに、幸せを感じられるようになれたらいいのではないでしょうか。

「快感する脳」が人生を変える



   

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