しあわせ日記

9月27日(水) 希望がもてないとき

 『〈希望〉の心理学』(白井利明)より、
 希望がもてないときには、絶望を振り切って希望をもとうとするより、絶望を直視するしかないと考える。
 孤立したり、視野が狭くなると、絶望したり、時間的展望が狭くなりがちである。
 他者に助けを求めたり、少し休んだり、安心できる場所を確保したり、全体を見渡せる立場にたったりすることが必要である。
 「希望をもとう」と思っても、どうしても希望がもてないときもあると思います。
 突然の不幸な出来事に動揺してしまったり、つらい感情が抑えられなかったり、すごく気もちが沈んでしまったり、・・・。
 そうなると混乱してしまったり、何も考えられなくなってしまったり、悲観的なことばかり考えてしまったり、・・・。
 そのような状態で、希望がもてる考え方をするのは難しいでしょう。

 どうしても希望がもてないときには、まず「受け入れる」ことからだと思います。
 「こういうこともある」などと、現実を受け入れる。
 「今こういう気もちになるのはしかたがない」などと、自分の感情を受け入れる。
 「こんなふうに考えてしまうのも無理はない」などと、自分の考えを受け入れる。
 このような受け入れる考え方をひたすら心がけることで、少しでも心を落ちつかせることができるといいでしょう。

 少しでも心が落ちつけば、それだけいい考え方もしやくなるでしょう。
 たとえば、もう少し長い目で先の先を考える、人間関係の問題なら人の気もちも考えてみる自分の気もちを大切に考えるなど。
 また、人に相談するいろんなところでヒントを探して考える休み休み考えるというような方法も考えれるといいでしょう。

 心の中で現実を否定している限りは、現実的な解決法は見つからないでしょう。未来は現在からしかつながっていないからです。
 また、悩みには現実問題と心の問題があります。現実問題が解決しなくても、心の問題が解決できれば、悩みを解消することはできます。

 いずれにしても、希望がもてないときには、「まず現実を受け入れる」ことを心がけることができるようになれたら、と思います。



   

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