自分の気もちを大切に考える
人の気もちを思いやることは大事ですが、自分の気もちを大切にすることはもっと大事だと思います。
相手に対する悪意や無神経などによって人を傷つけるのはよくありませんが、自分のために正当なことをした結果、人が傷つくことになってしまったとしても、それは相手の問題だと思います。
たとえば、競争をすれば、勝つ人もいれば負ける人もいます。負けた人が傷ついたとしても、それは相手の問題です。また、自分が何かを選択した時に、それに反対の人や選択されなかった側の人が傷つくかもしれませんが、それも相手の問題です。
世の中には、自分の気もちを大切にすることで、結果として人を傷つけてしまうことがあるのはしかたがないことだと思います。(それを避けられるのなら、それに越したことはありませんが)
問題解決を考える時に、誰でも理想的な解決を望むのは当然ですが、今の自分にはできないことを望んでも自分がつらくなるだけです。
あくまでも、現実的な答えを考えなくてはなりません。
『くよくよしない考え方』には、「正しさよりも自分の気もちが大切〜理想より現実〜」ということを書きました。
理想的でなくても、立派でなくても、ちょっといい加減でも、少しでも自分の気もちを大切にする今できる考え方や方法を見つけたほうが、答えが何も見つからないよりはいいのです。それに実際には、理想的な解決でなくても大丈夫なことが多いと思うのですが。