「思う」とは、「今」から居なくなることだ。人が悩み苦しむのは、余計な(不幸な)ことを「思う」から。
「今」に居つづける訓練として、仏教は瞑想や座禅や念仏などを発明した。
簡単に、誰にでもできる方法を紹介したい。聞くとがっかりするかもしれないが、その方法とは、お経を丸暗記して、それを唱えることである。
丸暗記という行為、そして暗記した内容を声にだして再生することは、人間の脳の使い方、知の在り方として極めて貴重なものなのである。ためしに『般若心経』など暗記してみては如何だろうか。
不思議なことに、読経中は心がなくなったように鎮まり、しかし感覚や生命力は強まっていくような気がする。
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