しあわせ日記

9月15日(金) 思うとおりにならないとき

 PHP10月号の特集は「頑張っている人の「こころの休日」 上手な休ませ方・励まし方」。
 國分康孝さん(東京成徳大学教授)は、悩みを軽くするコツとして、「思うとおりにならないときには考え方を変えること」を挙げています。
 上司が好いてくれない、子どもが父の日に花やカードをくれたことがない、配偶者に文句ばかり言われる、試験に失敗。こういうときはひとりくよくよすることがある。
 こういう不幸感の原因は、「人は私の欲するとおりに行動すべきである」との考えにある。

 「私も絶えず上司の気に入ることをしているわけではない」「私も子どもの授業参観に行っていない」「私は配偶者の欲求を絶えず満たしているわけではない」「私も自分の基準にパスしないボーイフレンドを拒否してきた」と考えることである。

 思うとおりにならないと決して快適ではない。しかし先の例のように考え方を工夫するくせをつけると、いらいらや自他嫌悪が減少する。
 人が自分の思い通りにしてくれないからと、“くよくよ”“イライラ”してしまうのは、相手に対する期待が強すぎるのかもしれません。
 「してくれないのは当たり前」と考えたほうがいいのではないでしょうか。

 本当にしてほしいことなら、「○○してくれない」とくよくよしているよりも、「頼んでみよう」と考えたほうがいいでしょう。
 相手の機嫌をうかがってうまくお願いができたらいいのではないでしょうか。

 「相手の立場になって考えてみる」のは、自分のためにいい方法だと思います。
 自分だって相手のためにしていないことがあるのに気づけるでしょう。
 だったら、「まず自分から」と相手にしてあげれば、相手も自分にしてくれることをより期待できるのではないでしょうか。

 と言っても、人はそれぞれ自分の思うとおりに行動しています。相手によっては、自分が何をしようが何もしてくれない人もいるでしょう。そういう人にはヘタに期待しないほうがいいでしょう。
 もし自分でできることだったら、“くよくよ”“イライラ”しているよりも、「自分でやってしまおう」と考えたほうがいいのではないでしょうか。

 たとえば、人が自分のことを好きになってくれなくても、「自分が自分を好きになろう」とか。
 人がプレゼントをくれなかったら、「自分で自分に(何かいいものを)プレゼントしてあげよう」とか。
 人に文句を言われたら、「自分は自分にやさしくしてあげよう」「自分は自分(のいい所・頑張っていること)をほめてあげよう」とか。
 人が自分に何かをしてくれなくても、「自分で自分に○○してあげよう」と考えられるようになれたらいいのではないでしょうか。

 すぐにはうまくできないかもしれませんが、幸せになる考え方を心がけることが習慣になれば、少しずつできるようになり、「人が○○してくれない」と“くよくよ”“イライラ”することは少なくなっていくでしょう。



   

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