しあわせ日記

8月6日(日) 生活上のマイナスは人生上のプラス

 『生きる勇気が湧いてくる本』(遠藤周作)より、
 あれや、これやと考えてみると三年ちかい入院生活は私にとって留学三ヵ年に匹敵する勉強となり体験となった。
 そしてその勉強と体験とを私はかなりに活用できたと思うから、あのマイナスはプラスになったのだ。
 生活上のマイナスは人生上のプラスと置き換えられたのである。
 「生活上のマイナスを人生上のプラスに置き換える」、もしくは、「不幸を幸せに変える」などというと、すごく難しいことのように思われるかもしれません。
 でも、意外にできるようになるものだと私は感じています。

 イヤなこと・つらいことがあった時に、これを「いい経験にしよう」「いいきっかけにしよう」と考えられるようになるだけでも、そう思えなかった時と比べたら大きな違いだと思います。
 悪い出来事もいいように考えられるようになれば、不幸を小さくし、幸せに変えられることもあるのです。

 不幸だと思われることも、幸せになる考え方を心がければ、いろんな考え方ができると思います。
 たとえば、病気やケガによる入院挫折人間関係での悩み恋人との別れ、・・・。

 私も入院が、いい経験とともに、いいきっかけになりました。
 あの入院がなかったら、現在の「幸せのホームページ」はなかったと思います。

 一時の不幸は人生の幸せに結びつけることができるのです。
 「不幸を幸せに変えることはできる」と思えるようになることが大きなポイントではないかと思います。

 このHPの読者の方の中には、「そう思えるようになれた(なってきた)」という人がけっこういらっしゃいます。
 「不幸を幸せに変えよう」「いい経験にしよう」「いいきっかけにしよう」「この気もちをバネに頑張ろう」「この経験で気づいた幸せを大切にしよう」などと、今まで考えたこともなかったが、そう思って心がけてみたら意外に容易にできたという人も多いのです。

 「不幸を幸せに変えよう」という心の姿勢になれるだけでも、自分の見方や考え方が変わってくるのではないでしょうか。



   

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