しあわせ日記

8月7日(月) マイナスを逆に利用

 『生きる勇気が湧いてくる本』(遠藤周作)より、
 マイナスのなかにプラスがあり、と同時にプラスのなかにもマイナスがあるということは仏教が善悪不二というような表現でいつも言っていることだ。

 口下手というそのマイナスを逆に利用したまえ。口下手なら、聞き上手になればいいじゃないか。
 誰にでも欠点(マイナスの部分)があり、誰にでもいい所(プラスの部分)があるのだと思います。
 欠点と思われる所(マイナスの面)も、見方によってはいい所(プラスの面)でもあるのではないでしょうか。
 自分の欠点を大きく考えやすい人は不幸になりやすいでしょう。

 欠点の対処法としては、欠点を克服する、欠点を長所に変える、欠点を持ち味にする、欠点は気にせず長所を生かす、などが考えられます。
 欠点を克服し、それを長所に変えることができれば、理想的だと思いますが、それは相当に困難なことでしょう。時間をかけて少しずつ変えていくしかないのではないでしょうか。
 「欠点は誰にでもあるもの」と考え、他のことに時間とパワーを使ったほうがいいような気がします。
 自分のやりたいこと、長所を活かせること、幸せになれることなどです。

 口下手な人が話し上手になるのは難しいでしょう。
 でも、会話上手には(ある程度努力すれば、それなりに)なれると思います。それには、聞き上手になることだと思います。
 元来おとなしい人は、人の話を静かに聞くことができる人でしょう。それが自分らしさや持ち味にもなるのではないでしょうか。

 自分の欠点について深刻に考えてしまうのは、今が不幸だからかもしれません。不幸な原因・犯人探しをした結果、思いつくのが自分の欠点なのかもしれません。(自罰的な人は特に。反対に他罰的な人は、人や環境のせいにしやすい)
 幸せになれることをして、幸せ過ごせるようになれば、自分の欠点は気にならなくなるのではないでしょうか。



   

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