しあわせ日記

10月25日(火) 見解が不幸を増大させる

 『幸福への挑戦 サイコ・サイバネティクス』(マクスウェル・マルツ)より
 悲劇的な状況においても、あるいはまた最悪の逆境に対しても、完全に幸福とはいかないまでも、自己憐憫、恨み、私たちの否定的見解といったものを不幸に加えないことによって、私たちは常に幸福でいられる。
 生きていく中では不幸な出来事もあります。
 でも、不幸な気もちを大きくしているのは自分の考え・見解です。
 不幸になる考え方を加えれば、それだけ不幸な気もちになるのです。
 不幸のほとんどは自分が創り出しているとも言えるのではないかと思います。
 「どうしたら私は幸福になれるでしょう」とある事業家が私に尋ねた。「私は株で二十万ドル失ってしまいました。私はだめになりましたし、面目を失いました」
 「あなたは幸福になれます。事実に対してあなたの見解を加えさえしなければ」と私は言った。「あなたが二十万ドル失ったのは事実です。しかし、あなたがだめになったり、面目を失ったりしたということは、あなたの見解なのです」
 不幸を自分で創り出さないように幸せになる考え方を心がけることができるようになれたら、と思います。

 不幸な出来事があれば、ある程度不幸な気もちになるのはしかたがないでしょう。
 それを小さくするためには、まず現実を受け入れることを心がけるのが大事です。
 実際には、「こういうこともある」と自分の心に言い聞かせることです。(受け入れる考え方を心がける)

 現実を受け入れた上で、希望が湧くような幸せの目標をもって、現状から努力を始めればいいのです。
 心が次の幸せの目標に向かえば、不幸から抜け出すことができるでしょう。

 大きい不幸の場合には、なかなか立ち直れないかもしれません。
 そういう時には、「不幸を幸せに変える」ことができるようになれるといいでしょう。
 難しいことだと思われるかもしれませんが、慣れればけっこうできるようになるものです。

 不幸な気もちになる時間をできるだけ減らし、幸せになるためにできるだけ時間を使えるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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